円盤は無くなるか

ビジネス誌「BUSINESS 2.0」が独自に選んだ「重要な50人」「重要でない10人」を発表した。

重要でない10人も選ぶところが興味深いですね。

4位はソニー・コンピュータ・エンターテインメントの久夛良木健社長で、同誌は「主にBlu-rayのために、プレイステーション 3PS3)はMicrosoft任天堂の競合機より遅れ、価格も高い。この遅れとコストでPS3の成功の見込みは低くなりそうだ」と評している。
 すぐ後の5位には、Blu-rayと競合するHD DVDを支持するHD-DVD Promotion Groupの上級コンサルタント、ウォーレン・リーバーファーブ氏が付けている。「消費者が既存DVDからのアップグレードに熱心だという証拠はほとんどなく、次世代DVD規格戦争が解決するころには、ほとんどの人が映画をダウンロードしているだろう」

やはり、PS3Blu-ray採用とそれによる高価格は米国でも否定的にとらえられているんですね。
面白いのは、HD DVD陣営も否定的に見られており、円盤の規格決着よりもネット+HDDの方が早いと見ている点です。

パッケージに固執する旧世代の人間としてはその点には懐疑的ですが、案外あり得るかも知れません。
この手の議論で忘れられがちなのは、HDDが消耗品(壊れやすいパーツ)という事です。円盤も劣化することを考えると、ネットのあちら側にコンテンツを置いてある状態で、一度購入したコンテンツはいつでも無料でダウンロード可能というやり方のいいのかも知れませんね。