インターネットマガジン休刊

今出てる号で休刊。 IT業界の管理職として読むには、一般的すぎず専門的すぎず、良い雑誌だったのですが残念。 似たポジションの情報源としては、CNET Japan、Hotwired Japan、ITmedia、デジタルARENAなどのウェブ系では多いんだけど、雑誌となると意外と少…

生協の白石さん

pya!や「がんばれ、生協の白石さん!」ブログでさんざん見ていたのに、本も買ってしまった。電車男の時は、ネットで読んだ後に本を買う気にならなかったのに。本で持ってると暇な時に、適当なページから読んでも楽しめるのがいいんだろうなぁ。マンガでもそ…

モオツァルト・無常という事/小林秀雄

「無常という事」は高校生の時に読みました。わずか4頁ほどの短文ですが、小林秀雄氏の文章を完全に理解するのは非常に難しく、未だによくは分かりません。それでもすごく好きな文章なのです。 田舎に帰った時の匂い、夜中の「シーン」という音、そういった…

椅子がこわい/夏樹静子

頭痛、腰痛はその原因が様々で特定しにくいと言われる。この本は、ミステリー作家夏樹静子が原因不明の腰痛に悩み、3年間掛けて完治するまでのノンフィクションである。結局、心因性の腰痛であったようだが、原因を完全には明確にしていない。読者側からす…

世界が完全に思考停止する前に/森達也

あまり楽しい話ではないので、重い話が嫌いな方は読み飛ばして下さい。 2月14日のエントリ「輸入済の牛肉は安全なの?」を書いた時、当然同じ様な疑問を持った記事があるだろうと思い、ニュース系サイトを中心にいくつかの既存記事を調べた。ところが、そ…

京ぽんの本

Opera搭載のPHSの事は前から知っていました。この本も何度か見かけて気になっていました(そもそもこういう本は大好きなのです)。それでも今まで買わなかったのは…読んだら欲しくなっちゃうから(笑)。 結局、誘惑に負けて本を買ってしまいました。まだ全…

ブクログ

なかなか面白いコンセプトです。この手のインタフェースは表示速度が肝ですが、なかなか速くて気持ちいい。 早速、あ行で始まるアーティストのCDを棚に入れてみましたが、既に本棚から溢れてますorz やりたいことリスト100冊以上登録時のページ送り が実装さ…

天動説

小学生の4割が「太陽は地球の周りを回っている」と思い、3割は太陽の沈む方角を答えられない (略) 誤答の多い結果について、調査した教師や研究者らは、今の小学校の学習指導要領では教える内容が厳選されていることを理由に挙げている。 ゆとり教育の影…

はてなの本/田口 和裕、松永 英明、上ノ郷谷 太一

最近のブログブームを受けて、関連書籍が多数書店に並んでいます。ぱらぱらと見てみると、テクニカルなHow-To解説本、「ブログの歴史、ネットコミュニティとは」といったマクロなムーブメントの評論本といった両極端な本が多い事に気付きます。 「はてなの本…

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町/中島らも

どうやら人は自分に無いものに憧れるようで、小心者の私などは中島らも氏の豪快な生き方に強く惹かれます。氏の小説やエッセイも彼自身の生き方や価値観が下敷きのように透けて見え、そこが魅力の1つとなっています。「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」は…

猿丸幻視行/井沢元彦

20年以上前に読んだ本ですので、大分古い作品です。 謎の多い柿本人麻呂のいろは歌が暗号であるという異端の説を論じた「いろは歌の謎/篠原央憲」や「水底の歌/梅原猛」をベースとしたミステリーです。井沢氏による新たな説の展開もあり、長編ながら一気…

天使と宇宙船/フレドリック・ブラウン

1965年初版ですから、かなり古い本です。 ブラウンは、SFとミステリーの両方の分野で活躍した方で、奇抜な発想と機転の利いた内容は今も色褪せません。「天使と宇宙船」はSFの短編集で、地中を鳥が飛ぶおかしな星の話「気○い星プラセット」や、電波に引き寄…

日本のスイッチ

「間」の達人として「ポリンキー」「バザールでござーる」など数々のヒットCMを手掛け、その後SFCで研究室を持つなど多方面で活躍している佐藤雅彦氏と毎日新聞の企画が単行本になりました。 「寝るときは真っ暗か小さい灯りをつけるか」「目玉焼きにはソー…

「たま」という船に乗っていた/石川 浩司

「たま」というとデビュー当時の異常とも言えるブームや、ちびまる子ちゃんのエンディング位しか知らない方も多いかも知れません。しかし、彼らはブーム後も自分達を見失うことなく地道に活動を続けており、数多くの名曲を産み出してきました。「たま」の音…

皆殺しの数学

昔から、算数は好きでした。足し算とかの反復練習はつまらないんだけど、解き方の発想が「おぉっ」と思えるような問題は好きでしたね。例えば、つるかめ算の解き方もいろんな発想がある訳です。鶴と亀が全部で10匹/羽居て、出てる足が全部で32本のとき…

音楽の正体

小学生の時にギターに憧れ、6年生の時に親を拝み倒して1本のギターを買ってもらいました。店の人が勧めてくれたのは「指が痛くなるから」という理由で、フォークギターではなくナイロン弦のクラシックギターでした。幅広のネックに小学生の指ではバレーコ…

オトナ語の謎。/監修 糸井重里

「ぽんち絵」「がちゃがちゃぽん」「ジャストアイディア」「レジメ」といった社会人が使う謎の日本語の解説本。やばい、ほとんど普通に使ってるぞ!! この本には載っていませんが、「スタックする」「ハッチ」なんて言葉も学生時代には使わなかったな。会社…

新しい単位/世界単位認定協会 編

数年前、「痛みを表す単位として鼻毛を1本抜いた痛さを1hanageとすることが認定されました」といったチェーンメールが流行しました。私の所にも回ってきましたが、なかなか面白いセンスだなぁと関心したのを憶えています。それを元ネタにBSフジの「宝島の…